他者と自分の未来を創る!キャリアコンサルタントと呼ばれる国家資格とは?(おまけ:稼げるキャリアコンサルタントの特徴について)
"仕事がもっと楽しいものになればいいのに"、"転職を考えているけど、どう進めていいのかわからない"。そんな悩みを抱えているあなたに、解決の鍵を握る国家資格をご紹介します。それは「キャリアコンサルタント」の資格です。
この資格を持つことで、自身のキャリアパスを明確にし、仕事に対する満足度を高めることが可能になるだけでなく、他人のキャリア形成をサポートする専門家としても活躍することができます。
この記事では、キャリアコンサルタントの魅力と必要性、そしてあなたがその資格を手に入れるための具体的なステップを詳しく解説します。今こそ、新たな可能性の扉を開くための一歩を踏み出しませんか?
キャリアコンサルタントの魅力とは?
一般的に言われているキャリアコンサルタントの魅力を3つ挙げてみます。
人々のキャリア形成をサポートする仕事
キャリアコンサルタントは、個々の職業選択、職業生活設計、職業能力の開発及び向上に関する相談に応じ、助言や指導を行います。
人々が自分の適性や能力、関心に気づき、自己理解を深めるとともに、社会や企業内にある仕事について理解し、自身に合った仕事を主体的に選択できるようになることを支援します。人々の人生をより良い方向へ導くことに関わるため、高いやりがいと充実感を感じることができます。
専門性の高い資格
キャリアコンサルタントは、2016年4月より国家資格とされています1。学科試験と実技試験の両方に合格し、キャリアコンサルタント名簿に登録することにより「キャリアコンサルタント」として名乗ることができます。
この資格は5年ごとに更新を行い、最新の知識・技能を身につける必要があります。そのため、他の資格よりも比較的専門性と信頼性が保証されています。
幅広い活躍の場
キャリアコンサルタントは企業内で活動するだけでなく、教育機関や公共機関、非営利組織、自身のコンサルティング事業など、様々な場で活躍の機会があります。
企業の中では、従業員のキャリア形成支援者として、従業員のキャリアプランを明確にし、そのために必要な知識・資格の習得や仕事の選択を行うことを支援する機会が増えています。
また、フリーランスとして独立することも可能で、自分の時間を自由に使いながら、自己実現を追求することもできます。
キャリアコンサルタントは稼げないと聞いたが…
そうですね。実は、今の今では「資格をとっても仕事に就けない職業」の代表格的な存在でもあります。ただし、ここ1年の間に急速に「キャリアのパーソナルトレーニング」「キャリアコーチ」に対するニーズが増えてきています。
<サービス例>
●マジキャリ
●ポジウィル キャリア
●ライフシフトラボ
企業の中でも、従業員のキャリア形成支援者として、従業員のキャリアプランを明確にし、必要な知識・資格の習得や業務の選択を行うことを支援する機会が増えています。キャリアコンサルタントは、個々のキャリア形成のサポートや、これまであった企業内でのキャリア開発の中でもニーズが増してきている状況なのです。
先の予測もできず、急速に変化する世の中です。これからどのように弾けるのか?注目されても良い資格として、キャリアコンサルタントを挙げる方も少なくありません。
キャリアコンサルタントになるためには?
キャリアコンサルタントの国家資格は、学科試験と実技試験の両方に合格し、キャリアコンサルタント名簿に登録することにより「キャリアコンサルタント」として名乗ることができます。受験資格は以下を参考にしてください。
●受験資格
キャリアコンサルタント試験は、次のいずれかの要件を満たした方が受験できます(複数の受験資格に該当する場合は、いずれか一つを満たせば受験できます)。
①厚生労働大臣が認定する講習の課程を修了した方
②労働者の職業の選択、職業生活設計又は職業能力開発及び向上のいずれかに関する相談に関し3年以上の経験を有する方
③技能検定キャリアコンサルティング職種の学科試験又は実技試験に合格した方
詳しくはこちらを参照してください。
https://www.jcda-careerex.org/information/requirements.html
ほとんどの方が①を選びます。認定講座は全国にあり、コロナ前は通学しかありませんでしたが、最近ではオンライン講座も認められるようになったようです。いずれにせよ、150時間前後の授業を受講することになります。出席率もクリアしないといけません。働きながらなので、かなり大変な受講となります。
また、試験は2つの団体が運営しており、好きな方を選択できます。
- 日本キャリア開発協会(JCDA)
- キャリアコンサルティング協議会
キャリアコンサルタントの国家資格取得までのステップ(平均的な例)を一旦まとめると、
1,厚労省認定のキャリアコンサルタント育成講座を受ける
2,学科試験/実技試験を受ける
3,合格後、キャリアコンサルタント名簿に登録する
となります。資格取得後は、5年更新となります。更新には指定の講座を受ける必要があります。
キャリアコンサルタントとキャリアコンサルティング技能士の違いは?
キャリアコンサルタントとキャリアコンサルティング技能士は、どちらもキャリアコンサルティングの専門家です。キャリアコンサルティング技能士はキャリアコンサルティング技能検定(国家検定)に合格した者を指し、キャリアコンサルタント試験が求める能力水準の上位に位置づけられます。具体的には、キャリアコンサルティング技能士1級は指導レベル、2級は熟練レベルとして位置づけられています。
私が見てきて思う、稼げるキャリアコンサルタントとは?
私が様々なキャリアコンサルタントを見てきた中で、稼げるキャリアコンサルタントの特徴について思うところがあります。稼げるキャリアコンサルタントにあるのは「哲学」です。せっかくなので少し書いてみます。長くなりますが、よろしければ続きをお楽しみください。
キャリアコンサルタントの業界は、その資質やスキルだけでなく、「キャリアコンサルタントとしての哲学」が結果に大きく影響を与える一方で、個々がもつ哲学への温度差には大きな違いがあります。
「キャリアコンサルタントとしての哲学」を持つことは、自分自身の使命感、価値観、そしてクライアントに対するアプローチ方法を明確に理解し、それを基に自分のサービスを提供するということを意味します。
哲学は、自分が何を信じ、何を重視し、どのように行動するかを定義します。これは、クライアントに対して一貫性と信頼性を提供し、自身のサービスを他のコンサルタントと区別する強力なツールになります。
稼げるキャリアコンサルタントは、自分の哲学を明確に持ち、それを自分のサービスに反映しています。それは、彼らがクライアントに対してどのようにアプローチし、どのようなアドバイスを提供し、どのような結果を追求するかを定義します。
彼らは、自分の哲学をクライアントに明確に伝え、それによってクライアントの信頼とリピートビジネスを獲得します。また、彼らの哲学は、クライアントが自分自身のキャリアに対するビジョンを持つ手助けとなり、クライアントが自分の目標を達成するための戦略を明確にするためのガイダンスを提供します。
一方、稼げないキャリアコンサルタントは、しっかりとした哲学を持っていないか、それを明確に表現できないかもしれません。これは、彼らがクライアントに対して一貫性と信頼性を提供できないことを意味し、結果としてクライアントからのリピートビジネスを獲得するのが難しくなります。
また、自分の哲学が不明確なため、クライアントに対するアプローチやアドバイスが不一致的になり、クライアントが混乱したり、自分自身のキャリアに対するビジョンを持つのが難しくなるかもしれません。
したがって、「キャリアコンサルタントとしての哲学」を持つことは、自分自身のビジョンを明確にし、クライアントに対して価値を提供し、信頼を築くための重要な要素となります。これは、キャリアコンサルタントが成功するための基盤となり、結果として高収入を得る可能性を高めます。
これは、自分の哲学を持つことで、自分自身のサービスを他のコンサルタントと区別し、クライアントに対して一貫性と信頼性を提供することができ、結果としてクライアントからのリピートビジネスを獲得する可能性を高めるからです。
最後に、自分の哲学を持つことは、自分自身のプロフェッショナルな成長と個人的な満足感をもたらします。自分の哲学を持つことで、自分が何を信じ、何を重視し、どのように行動するかを明確に理解することができ、これによって自分のキャリアと生活に対する満足度を高めることができます。
したがって、「キャリアコンサルタントとしての哲学」を持つことは、キャリアコンサルタントが成功し、高収入を得るための重要な要素となります。稼げるキャリアコンサルタントにはしっかりとした「哲学」があるのです。