戸田敏治(キャリアの銀行Ⓡ 代表/頭取)

働く現場を、内側から知っているキャリアコンサルタントです。

会社勤務14年、独立して12年。あわせて26年。そのほとんどを、新規事業とWEBサービスの企画開発、そして執筆・インタビューに費やしてきました。売上の責任を負うこと、社内調整で企画が削られること、前例のないものを通すこと。働く人が日々直面している現実を、外から観察したのではなく、内側で経験してきました。

理論の前に、現場があります。その順番を、私は変えません。

専門領域

サビカス博士のキャリア構成理論と、社会構成主義に立つナラティブ・アプローチを軸としています。実践手法として、キャリア構成インタビュー(CCI)を用います。あわせて、國分康孝氏に倣った折衷主義のもと、最新の理論も伝統的な理論も、目の前の方に効くものを選んで用います。

  • 師事:水野修次郎先生(一般社団法人ライフデザインカウンセリング研究所 代表理事/教育学博士)/2023年7月〜
  • 資格:国家資格キャリアコンサルタント(2019年取得)
  • 資格:認定キャリア構成カウンセラー(2024年取得)/現在、スーパーバイザー養成コースにて研鑽中

日本で、この領域を体系的に学び、実践に落とし込んでいる支援者はまだ多くありません。だからこそ、ここを専門と定めました。

バックボーン①:会社勤務14年

2000年、クリエイティブ人材の派遣営業として社会人生活を始めました。WEBを扱える人材がまだ世の中にほとんどいない時代で、探すのではなく、育ててから送り出していました。新規開拓では四半期予算達成率1,024%を記録しています。

2003年以降は、求人情報出版社、映像制作会社、医学医療情報メディアへ。求人情報誌のWEB媒体化(いまで言うDX)、地域メディア『広島経済新聞』の創刊、医師会員向けサービスの新規開発などを手がけ、職業人生の大半を「まだないものを立ち上げる」ことに使ってきました。マネージャーとして、企画から開発、運用、チーム運営までを担っています。

バックボーン②:個人事業主10年

(1)キャリアコンサルティング・研修

  • 株式会社ライフシフトラボ/複業支援トレーナー(45歳以上の独立・複業支援を担当・現任)
  • 企業研修/マネジメント層向け(現任)
  • パーソルキャリア株式会社/新人教育・コーチング(〜2025年)
  • 企業研修(新入社員研修、キャリアアドバイザー向け研修 ほか)
  • 厚生労働省 東京労働局「令和2年度 不安定就労者再チャレンジ支援事業」講師
  • 神奈川県立産業技術短期大学校/非常勤講師
  • 神奈川県立・私立高等学校/アントレプレナーシップ講座・特別授業 講師
  • 神奈川県立人材育成支援センター/スキルアップセミナー講師

(2)執筆・インタビュー

人の話を聴き、その人が本当に言いたかったことを引き出し、他者に伝わる形にする。これはナラティブ・アプローチの実務そのものです。「言語化を支援します」と掲げる根拠が、私にはあります。

  • オウンドメディア:VOLVO、Jリーグ、國學院大學 ほか
  • 媒体:『Forbes JAPAN』『ライフハッカー[日本版]』『Indeed』『LINEバイト』『Wantedly』 ほか
  • 執筆記事のまとめはこちら

(3)撮影

  • 著名人インタビュー撮影
  • 内閣府主催 SDGs国際フォーラム 公式撮影

(4)映像・新規事業支援

  • 製薬企業向け 医師教育コンテンツのシナリオ作成・制作ディレクション
  • 外資系出版社向け 看護師教育コンテンツの制作フロー構築
  • パーソルキャリア株式会社 新規事業開発部門にて新規事業の立ち上げ支援に参画(〜2025年)

原点

社会人としての最初の仕事は、人と仕事をつなぐことでした。

2000年当時、WEBを扱える人材は世の中にほとんどいません。だから探すのではなく、育ててから送り出していました。送り出した方が、現場で活躍しはじめる。その報告を聞くときが、いちばん嬉しかった。予算を達成したときよりも、はっきりと嬉しかったのを覚えています。

いま思えば、あれが原点でした。

その後、事業をつくる側に回り、25年が過ぎました。ここでの喜びも、実は同じでした。企画書の段階では、まだ誰かの頭の中にあるだけの想いです。それが仕様になり、開発され、世に出て、使われる。誰かの想いが形になるということは、その人がそこで活躍できるようになるということです。私が立ち会いたかったのは、いつもその瞬間でした。

ある学生の就職活動を支援したことがあります。30社落ち、自分のことが全くわからないと悩んでいた方でした。話を聴いていくと、ゼミで教育を専攻し、教育の分野に進みたいという思いをはっきり持っていました。持っていなかったのではありません。言葉になっていなかっただけです。

ナラティブ・アプローチに沿って自己理解を丁寧に支援したところ、彼女は大手教育出版社から内定を得ました。新しく何かを身につけてもらったわけではありません。すでに持っていたものが言葉になり、それが活躍できる場所につながった。ただそれだけです。

そのときの嬉しさは、25年前とまったく同じものでした。

いま支援しているのは、こうした方々です。

  • これから社会に出る学生
  • 新人・若手(新人研修、コーチング)
  • 45歳以上で複業や独立を考えるミドル・シニア層
  • 部下を持つマネジメント層

一見ばらばらですが、やっていることは変わりません。その方がすでに持っているものを言葉にして、活躍できる場所に立っていただく。25年間、ずっとこれだけをやってきました。

そして、人が活躍しはじめる場に立ち会っているとき、私自身がいちばん健やかです。

「仕事は癒しである」と申し上げていますが、これは理屈で選んだ言葉ではありません。活躍できているとき、人は仕事に癒されている。自分自身がそう実感しているから、掲げています。

――こういう線を、皆さんの人生からも見つけ出すのが、私の仕事です。